目指すは日本記録更新!
パラ陸上 木名瀨大介選手の目標

パラ陸上選手として活動している木名瀨大介選手
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2021年5月11日に新国立競技場で行われた
東京パラリンピックのテスト大会に出場し、
T37のクラスで3位入賞。

コーチ不在の中、
7月に開催される、パラリンピックの選手選考も兼ねた
関東パラ陸上への出場を決めました。

木名瀬選手

小学3年生から陸上を始め、
中学、高校では、400mを専門としていました。

社会人になり、一度陸上から離れてしまいましたが、
2018年にバイク事故で脊椎を損傷。
左半身麻痺という後遺症で歩くこともままならない状態が続きました。

木名瀬選手

事故前の生活とのギャップで
心身ともにストレスに悩まされていた時、
誘いを受けてアメリカのオンライン心理学を受講。

この心理学との出会いが転機となり、
木名瀨選手は、また陸上競技を始めることになります!

しかし、競技復帰は簡単なことではありませんでした。

今まで何気なくできていた動作が
麻痺により思い通りにいかなかったり、
事故の影響で怪我の痛みが強い時には痛み止めを使用したり、
「今までの身体とは違う」と分かっていても、
慣れるまでには時間がかかりました。

さらに、2020年に選手登録できるはずが、
コロナ禍でパラアスリートとしての選手登録ができず、
1年間、個人でトレーニングや練習をするという状況でした。

そんな状況でも、
木名瀨選手は「不可能ではない!」という強い思いで
練習に励みました。

木名瀬選手

神経がダメージを受けている分、
筋力でカバーするためにトレーニングでお尻や太ももの筋肉を強化。

自宅の一室をトレーニングルームにし、
週2回のリハビリ、競技力向上のためのトレーニングを行っています。

また、若い世代の選手との年齢差を埋めるために
日々の疲労回復のためのメンテナンスも大切な練習メニューです。

現在、関東パラ陸上に照準を合わせて練習を行っている木名瀨選手。

パラリンピック出場はもちろんですが、
自己ベスト更新、そして日本記録更新を目標に頑張っています!

「同じように病気と闘っている人々に、勇気を与えられるような活動をしたい」

不可能を可能に。進化し続けるアスリート、木名瀨大介選手の
応援、よろしくお願いします!

(文:仲本百合香)

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