沖縄の地域的特性を生かしたアプローチでアメフトを広めたい!新城利一郎選手が描く未来図とは。

大学生からアメリカンフットボール(以下アメフト)を始め、
現在沖縄でアメフトのクラブチーム“琉球ガーディアンライオンズ”のチーム運営を行う新城利一郎選手

現在選手としてプレーをしながら、チームの代表取締役も務め、
県内でのアメフトの普及活動に力を入れています。



また、プライベートチームとして活動していた琉球ガーディアンライオンズを法人化し、
新しく「一般社団法人琉球 Guardian Lions」を設立しました。

今回は、アメフトの普及に日々奮闘している新城選手が
どのように沖縄県内でアメフトを広めようと活動しているのかを紹介します!

アメフトの文化がない「ゼロ」からのスタート

アメフトといえば、アメリカでは4大スポーツの一つといわれ、
MLB(メジャーリーグ)よりも人気があると言われるほど人気のあるスポーツです。

毎試合、豪華な演出で観客を魅了し、近年ではハーフタイムに
有名アーティストがコンサートさながらのショーをすることで話題を呼び
知っている人も多いのではないでしょうか?

しかし、残念ながら日本ではあまりアメフト競技への親しみがなく、
ラグビーは知っているがアメフトは分からないという人が多くいると思います。

実際に、日本では関東・関西圏に強豪チームが多く存在するものの、
地方へ目を向けると部活動としてチームを持っているところは少ないのです。

沖縄県も例外ではなく、県内の高校にアメフト部を有する学校はなく、
これまでチームとして活動しているのは、琉球大学のアメフト部のみでした。

まさに、ゼロからのスタート

環境がいいとは言えない状況からアメフトを普及させていくために、
注目したのは独特の文化や立地などの地域的な特性でした。

昔から外国との交流があり、独特の文化を持つ沖縄

先に注目したのは、沖縄の独特の文化。

昔から外国との交流が盛んで、“チャンプルー文化” の沖縄では、
音楽やファッション、食文化など外国に影響を受けているものもあります。

また、県内在住の外国籍の人も多く、
琉球ガーディアンライオンズにも多くの外国人の選手が在籍しており、
チームの監督やコーチは外国の方が務めているためコミュニケーションはほとんど英語です。

アメフトを通して、国際交流ができるのも、
沖縄ならではなのだと感じます。

離島県・沖縄の “メリット”

沖縄県は知っての通り、周りを海に囲まれた “離島県

アメフトだけでなく、スポーツ業界では
「遠征費がかかる」「気軽に他県へ行けない」といった課題と
常に向き合わざるを得ない状況にあり、どうしてもデメリットが大きいように感じます。

しかし、新城選手は
「見方を変えれば、とても良い環境かもしれない」
と考えています。

まず、沖縄本島内にあるアメリカ軍基地では、
それぞれの場所でアメフトのクラブチームがあり、
基地内でリーグが開催されています。

日本のリーグに参入することも目標ですが、
基地内のリーグにも参入できれば、沖縄県内で試合をすることができるため、
チーム数が少ないことで県内で試合ができず、
頻繁に県外へ行かなければいけないという課題をクリアすることができます。

また、アジアの諸外国とも近いという点もメリットの一つと言えます。

沖縄から比較的近い距離にある台湾や韓国、香港にも
アメフトのクラブチームがあります。

どうしても「まずは日本国内で」という意識が強くなりやすいですが、
日本国内だけで考えるのではなく、海外のチームとの試合を組むことで、
本場アメリカのように試合自体を一つのイベントにすることも視野に入れています。

このように、離島県というデメリットだけを見るのではなく、
メリットを探すことで、様々なアイディアを生み出しています。

沖縄ではまだ馴染みのないアメリカンフットボール

しかし、新城選手は止まることなく進み続けます。
新しいことも積極的に取り入れ、今ある環境でできることを見つける。

沖縄でのアメフトの普及には、
たくさんの『可能性』が詰まっています!

新城利一郎選手のこれからの活躍に、ぜひ注目してください!

 プロフィール
  名前:新城 利一郎
    (しんじょう りいちろう)
  出身:沖縄県宜野湾市
  競技:アメリカンフットボール
  SNS:個人

    チーム➡

この記事を書いた人

仲本 百合香
モデル/タレント

FECオフィス所属。
モデル・タレント・ラジオパーソナリティー。
毎週月曜日FMとよみ『FECやいびんどー!』担当。
沖縄スポーツマネジメントの公式ブログの更新を担当している。

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