沖縄陸上界の先駆者・譜久里武氏が語る
「自分の直感を信じ抜く力」とは

沖縄スポーツマネジメント株式会社の代表取締役社長として
アスリートの活動をサポートするマネジメント会社を運営しながら
自身も30年近く競技を続けている 譜久里 武氏

陸上競技の普及や競技力向上、将来のスポーツ界における人材育成などを活動方針に挙げる
アスリート工房の代表も務める譜久里氏。
長年、自身もアスリートとして活動しているからこそ、
スポーツ選手にとって良い環境を作りたいという想いから
沖縄スポーツマネジメントという会社を立ち上げました。

今回は、そんな譜久里氏についてご紹介します!

40代で100m10秒台を記録。“世界一のおっさん”へ

50代になった今でも現役を続けている譜久里氏。

40代で10秒台を記録し、陸上界で一躍注目されるようになりました。
当時、40代の日本人選手が100mを10秒台で走った記録はなく、
譜久里氏が1人目だったからです。

また、「百獣の王」として知られている
タレントの武井壮氏とはマスターズ陸上で何度か対戦しており、
ライバルという立場でした。

世界マスターズ陸上で意気投合し、
その後世界一のリレーチームを作る仲間となり、
2018年に出場した世界マスターズ陸上の4×100mリレーで金メダル、
翌年には長年破られていなかった世界記録を破り、世界新記録を樹立しました。

日本の小さな島・沖縄から、“世界一のおっさん”が誕生した瞬間でした。

(※“世界一のおっさん”は譜久里氏の言葉を拝借しております。)

アスリートから経営者へ

「僕は、多分陸上界では“異端児”なんですよ」

そう話す譜久里氏の言葉の背景には、スポーツ界の課題が見え隠れします。

長年アスリートとして活動しながら、
どうにかスポーツの力で社会貢献をしたい、スポーツビジネス化したいという気持ちが芽生え、
現在は陸上クラブのビジネス化や、学童保育事業にも力を入れている譜久里氏。

これまでにも、『陸上だけではやっていけない』
周りから厳しいことを言われ続けてきました。

前例がないことを始めるときに、
批判的な意見や、厳しい意見を言われることはよくあることです。

それでも、自分を信じて始めたアスリート工房は
現在、沖縄県内にいくつも拠点を構える陸上クラブになり、
陸上に親しむ子どもたちの成長の場となっています。

夢へダッシュ!自分の可能性を信じて進もう

これまで、いろいろなことに挑戦してきた譜久里氏。
その原動力の中心にあるのは、『自分の本当の心の声』を信じることだと言います。

マスターズ陸上のリレー種目で世界一を狙っていた時、
リレーメンバーが1人足りない状況で、オファーしたのが
オリンピックメダリストの朝原宣治氏でした。

世界一という目標を達成するために必要であれば
オリンピアンでも、タレントでも
気にせず声をかけて仲間を集めたという譜久里氏。
「世界一は無理だ」という周りの声を跳ねのけて、結果を残しました。

そして、50歳になって立ち上げた沖縄スポーツマネジメント

ここでもまた、譜久里氏の新たな挑戦に、否定的な意見を持つ“ドリームキラー”が現れましたが、
譜久里氏は自分自身の気持ちを信じて、新しい取り組みを思索しています。

自分の心の声を信じて進めば、いつか自分の想いに賛同してくれる仲間ができると信じて
「でっきこないをやらなくちゃ!」という姿勢で
今もなお、日々新しいことへ挑戦している譜久里氏。

今後も沖縄スポーツ界に、新しい風を吹かし続けていくでしょう!

譜久里武氏 公式SNSアカウント
      

この記事を書いた人

仲本 百合香

モデル/タレント

FECオフィス所属。
モデル・タレント・ラジオパーソナリティー。
毎週月曜日FMとよみ『FECやいびんどー!』担当。
スポーツが大好きで、沖縄スポーツマネジメント
公式ブログの更新を担当している。

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